
Beecleで実現するSDGs
当社ではBeecleを通じて SDGs(持続可能な開発目標)を推進しています。ゼロエミッションによる気候変動の軽減、リサイクル品の活用による持続可能な消費と生産 の実現し、そして多くの船がBeecleを採用することでより大きな効果を生み出し、SDGs達成に向けて更に一歩近づくことができます。
Beecleの安全性
Beecleは電気モーター駆動で排気ガスを排出せず、走行時も静かです。またガソリン車と違い、もともと車検を必要としない乗り物なので故障することも殆どなく、通常3年の寿命と言われる中古軽トラックの船内サービスカーに対して、Beecleは10年の寿命を想定しています。
使用後はケーブルをコンセントにつなぎ充電するだけなので、ガソリンを携行缶に備蓄する必要も、手配や給油作業の手間も要りません。また、バッテリーには再生鉛バッテリーを採用し、発火リスクのあるリチウムイオンバッテリーは使用していません。
Beecleの快適性
もともと軽トラックは荷台を主眼に設計されているため、運転席は大柄な体格の乗組員にとって、 外国人はおろか日本人でさえも窮屈に感じます。
一方、Beecleはゴルフカートをベースとしているので余裕のあるゆったりとしたシート配置で、その上ドアがないので乗り降りも楽ちん。また、操作性も容易で、免許が不要な電動カートだけに誰でも運転できます。
軽トラとの比較
従来船内サービスカーの環境負荷と危険性
現状、自動車運搬船(PCC)ではラッシングベルトやランプウェイ保護用のベニヤ板・ゴム板などを運ぶ際に、中古の軽トラックや屋根を取り払った乗用車が船内サービスカーとして多く用いられています。しかしそれらはガソリン車のため、排気ガスによる環境や乗組員への悪影響は勿論のこと、ガソリンによる引火爆発の危険性、更にそれを助長する車検の切れた中古車を使用することは、安全衛生面から考えても船内で使用するべきではありません。
次世代船内サービスカートの環境配慮
そこで当社では、そう言った全ての問題を解決するために、中古の電動ゴルフカートの後部座席に荷台を取り付けた、環境に優しく、そして安全な次世代船内サービスカートの提供を開始しました。限られた船内スペースを軽快かつ縦横無尽に走り回るその姿は、まるで花々の間を美しく舞う「働き蜂」を想わせます。また電源は再生鉛バッテリーを使用し、製造のために新たな資材と資源を投入することなく、既存のものを有効活用し価値あるものにリユースします。
これらの特徴から、「Bee=蜂」、「Vehicle=乗り物」、「Recycle=再利用」を組み合わせ、Beecleが誕生しました。
性能比較
軽トラック(中古) | 電動サービスカート(中古) | |
---|---|---|
参考価格 | ¥300,000.- | ¥698,000.- |
耐用年数 | 3年程度 | 10年程度 |
保証期間 | 1年間 | 3年間 |
納期 | 3週間 | 3週間(新規設計改造時) 2週間(既存設計の場合) |
最大積載量 | 350kg | 200kg |
タイプ | 2ドア仕様 | ドア無し仕様 |
動力 | エンジン | モーター |
騒音 | 60dB(騒音・振動あり) | 10-15dB(非常に静か) |
燃料 | ガソリン(ガソリン携帯缶が必要) | 不要(バッテリー充電が必要) |
排気ガス | 温室効果ガス排出 | ゼロエミッション |
安全性 | 車検切れのため事故・故障リスクあり | モーター駆動のため事故・故障リスク小 |
電源仕様 | N/A | 200V単相 |
充電時間 | N/A | 3時間(0%から6時間) |
最大走行距離 | 300km(ガソリン満タン30Lとして) | 30km(フル充電として) |
最大走行距離 | 300km(ガソリン満タン30Lとして) | 30km(フル充電として) |